35歳以上の高齢出産は20%以上
出産は、例え遅くても40代のうちに、と言われたのは昔の話になりつつあります。そう、今の時代、50歳でも妊娠できる“可能性”があるのです。
とは言え、皆がみんな、50歳でも子供が産めるわけではありませんので、その辺は誤解ないように。
さて、では世の女性たちは、だいたい何歳ぐらいで子供を授かっているのでしょうか。それに関して厚生労働省が取っている「2010年度版の人口動態調査」を見ていきましょう。
巷で言われているように、データを見れば女性の出産年齢が年々上昇傾向にあるのがひと目で分かります。2010年度版では、出産の平均年齢は31.0歳で、これは10年前の2000年と比べると、約2歳も上がっていることになります。更に、その中でも東京都に絞って見ると、出産平均年齢は全国で一位の高齢で、32.6歳という数値になります。
全国平均で一位なのも、また、高齢なのも、確かに今の社会を見れば納得がいきます。女性が大学に進学して、一般企業に就職、全体の流れを掴んで仕事の醍醐味を感じ出すのは3年目ぐらい。あるいは、大学に進学しないで、高校を出てすぐ社会に出て働き出していれば、歴が長い分それなりに責任のある立場を任されているはずです。
すると、20代後半までは自然と仕事に没頭する時期になりますから、そこから恋愛して結婚となれば、出産年齢の平均が32.6歳と高齢になってしまうのも無理はないでしょう。
これが都会にいるほどに顕著になるのは当然のことで、晩婚化・晩産化は避けて通れない道ともいえます。
高齢出産の環境が整ってはいるが、早いに越したことはない
では次に、35歳以降で出産する女性の割合を見てみましょう。言うまでもなく、その数は右肩上がりに上昇を続けています。その数は、全体の出産する女性の20%以上にも及んでいます。これがいわゆる“高齢出産”の枠に入るのですが、この上昇傾向は今後益々増えていくのは明白です。
しかし、このデータを鵜呑みにして、「高齢出産者が世の中の出産ママの20%以上もいるなら自分も大丈夫」と安心するのは早いです。なぜなら、この高齢出産での20%以上の中には、初産のみでなく、第二子、第三子を産むママさんの数も含まれているからです。
では、「初産のママさんはその中でどれぐらいいるのか」ですが、その数は、
・35~39歳で10%以上
・40~44歳で2%以下
と、一気にその数が減少。世の中的には、高齢出産をサポートする様々な手法が誕生してはいますが、実数値を見れば当然、年齢層は若いです。ですから、選択肢が広がっていますので、昔のように高齢でも出産を諦める必要はないですが、データとしてこの事実は受け止めておきましょう。
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