“婚約指輪は月給の3ヶ月分”は広告会社のでっち上げ

engagement ring

婚約指輪の代名詞ともいえるダイヤモンド。一生に一度、世界でたったひとりの愛すべき人への贈り物として知られる、誰もが知った最高峰の宝石ですね。しかし、実はこの婚約指輪とダイヤモンドとの相関関係は、巧みな広告戦略によるものだったことをご存知でしょうか。

 

世界のダイヤモンド市場において、押しも押されぬ不動の座に君臨する、南アフリカ共和国のヨハネスブルグに拠点を置く「デビアスグループ」。このデビアスが、かつて目を付けたのが世界市場においても抜きん出た経済成長を遂げていた日本だったのです。そしてこの時、日本用に作られた広告のキャッチコピーが、「婚約指輪は月給の3ヵ月分」でした。

 

高度経済成長期の日本ではこのキャッチコピーがばっちりハマリ、国民の間で「婚約指輪は月給の3ヵ月分相当のダイヤモンドを買うもの」と、もはや刷り込みのように浸透。結果的にデビアスグループの広告戦略は、“完璧”ともいえる形で成功を収めたわけです。ちなみにこのキャッチコピーは、今でも日本の広告業界では「パーフェクト・アド」として評価され続けています。

 

さて、では今の日本では、このキャッチコピーは実際のところどうなっているのでしょうか。「婚約指輪は月給の3ヶ月分」という観念が広がってから、早いもので40年が経とうとしています。今でも3ヵ月分のダイヤモンドは健在なのかを見ていきます。

 

厚生労働省が公に発表している男性の平均月給(平成24年賃金構造基本統計調査にて)は32万9000円でした。すると、婚約指輪の相場は96万円前後といったところでしょうか。しかし、これほど高額な指輪をほとんどの皆さんが購入しているかは怪しいものです。

 

そこで、実際に指輪の購入価格の平均を調べてみると、やはり3ヵ月分なんてことはなく、30万円前後といった結果でした。しかも、内訳を見ると10万円前後は当たり前、中には指輪は露天でお揃いを1000円で買った、なんていう声もありました。このように、時代を経て、皆さんの価値観がガラッと変わってきていることが分かります。これは、各々のライフスタイルの変化や、景気の悪化を考えれば当たり前の流れかもしれません。

 

 

ダイヤモンドはブランディングされた虚像

ダイヤモンド業界でさえ広告戦略が機能していない現状ですから、他業界は尚のこと大変だと思います。なぜなら、ダイヤモンド(宝石)業界というのは、広告に関しての意識が尋常でないほど高い業界だからです。その為当然、世界中の広告のエキスパート達がこの業界に携わりますし、結果を残しています。

 

皆さんがよく知った「ダイヤモンドは永遠に」というキャチコピーは、実は転売を防ぐ為の巧みな広告戦略であるのを知っていますか。要は、中古品が市場に出回ると、どんな商品でも自然と価格が下落してしまいます。そのため徹底的にブランディングを確保するには転売を防止するほかありません。ですから、「永遠に」という最もらしいキャッチコピーを使ってはいるのですが、実際のところは売り手側の狙っているポイントが違うのです。

 

また、ダイヤモンドは、このような広告戦略から、「美しく、壊れにくい」というイメージが先行しています。しかし実は、「壊れやすい」のです。元々は炭素(C)の集合体ですから、当然火事などに遭えば燃えて跡形も無くなってしまいます。

 

ダイヤモンドは世界のどんな業種よりも広告戦略が巧みな業界です。それをひとつの話のネタにでも頭に入れておいてはいかがでしょうか。

 

 

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