年々上がる、“専業主婦”へのハードル
女性のなかには、強い憧れを持つ人も多い「専業主婦」という存在。ひと昔前であれば、結婚をしたら「家庭に入る」、つまり、専業主婦となる女性が大半でしたが今は違います。年々、“専業”の割合が減ってきているのです。
これはいくつかの理由が考えられますが、主に、「女性の社会進出」と、「長引く不況の影響」の2点に大別できます。まず、女性の社会進出に関しては、自らが家庭に入るのを良しとせず、自発的に外へ出て仕事に励む人たちです。そして一方、長引く不況の影響から専業主婦を断念する人たちですが、これは自発的ではなく半ば強制的な要素もあるので若干根が深い問題とも言えます。
今の時代、夫の収入のみに頼っているわけにはいかないということ。突然の解雇を始め、給料の減少も決して他人事ではありません。そして、ボーナスが出ないなんていうのは当たり前の話ですらあるわけですね。こんな状況で所得アップを期待するのはもってのほか、奥さんがやむを得ずに仕事を始めて家計を手伝う形となるのです。
こうした自発的ではない“致し方ない”要因から、若い世代の女性にとっては専業主婦になることが難しくなっている現状があります。「結婚したら後は家でゆっくりと、新たな人生を楽しむ」という夢描いた光景は失われつつあるのです。
相手の希望年収1000万円以上は愚の骨頂
それに関係して、過去、ある人気ポータルサイトの質問欄に書かれた内容をめぐって様々な意見が飛び交い、最終的には炎上騒ぎになってしまったものがあります。それをココで紹介しましょう。
都内の大手製薬メーカーに一般事務として勤務。30歳を目前に退職して婚活に励む女性からのコメントです。
「結婚して早く専業主婦になりたい。相手の年収は1000万円以上が条件です」
簡単に言うと上記のような内容だったわけですが、そもそもこの“1000万円”という数値を提示する当たりが空気を読んでいないというか、世間を知らなさ過ぎるというか、言葉もないわけですね。自分で一生懸命働いて稼ぐ額とは訳が違いますし、そもそも必死に働いたからといって手が届く数値ではありません。
例え弁護士や医者、あるいは大企業のエリートサラリーマンとなりその額を稼ぐプレーヤーになったとしても、必死に勉強をするなどそれまでの過程は“努力の賜物”に集約されるはずです。そうした苦労もせずに、楽に幸せを掴もうとする姿勢に多くの人が反発したわけです。そして更に、“専業主婦”とサラリと言ってのけてはいますが、これも先に話したように今のご時世、それに専念することは厳しくなっています。
女性の誰もが専業主婦に憧れているわけではありません。しかし強い願望を持つ人は、今までの認識を早めに変えておかないと、結婚してから「こんなはずではなかった」と苦労することになるわけです。
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