車の乗り降りでのレディ・ファーストの違い

get in or out

日本と欧米の作法について、“車”を軸にしたレディ・ファーストの違いを見ていきます。

 

まず欧米のスタイルからですが、皆さんご存知のように、海外の男性は女性を助手席に乗せる際には、レディ・ファーストを徹底しています。ドアを開いて待ち、相手が確実に座り込んだのを見届けてからドアをバタン。そして車を回り込んで、自分も運転席に乗り込むのです。

 

日本ではキザな印象が先行するからか、ここまでやる人は滅多にいません。が、ホテルマンやハイヤーの運転手は職業柄この作法を踏襲しています。これは、わが国特有の“おもてなし”の最高峰とでも呼ぶべき対応ですが、欧米の男性陣が気負わず当たり前のようにやっていることを見ると、相手をもてなす術は上を行っているのが分かります。

 

そして、降りる場合もまた同じことで、車を止めたらいち早く外に出て、素早く助手席に回りこんでドアを開いてあげます。この、乗り降りのレディ・ファーストはセットで完結するものですから、どちらか片方が疎かになったのでは目も当てられませんし、結果として相手の女性に恥をかかすことになりますから、その辺の重要度は認識しておくことです。

 

なぜ、欧米では今も昔も車でのレディ・ファーストを皆当たり前のようにやるのに、日本ではそうならないのか。それは、車に対する認識の違いが影響しているからです。そう、日本人は車をリラックスできる“家の部屋”と捉えるのに対して、欧米人は“馬車”から派生した乗り物としているのです。それは、カブリオレやクーペといった広く知られた呼び名が、馬車にまつわる言葉から来ていることからも明らかです。

 

 

「部屋」と「馬車」という車に対する価値観の違い

「部屋」と「馬車」。この認識の差は決定的で、車から降りた後の行動にもその違いは現れます。

 

例えば、日本人であれば、女性を車から降ろして、家のドアまで付き添って歩くというのはまず有り得ません。しかし欧米では、彼女を車から降ろして部屋のドアまで連れ添うのが当たり前なのです。このことは、日本人は車、つまり部屋からわざわざ外へ出ることは億劫になりますが、欧米の馬車の思考であれば、そもそも外を移動している乗り物ですからその先どこへ行こうともなんてことはないのです。

 

価値観の違いはレディ・ファーストに大きく影響するばかりか、それが行き過ぎた結果として、日本では車に乗る際に“土足厳禁”なるスタイルまでをも生んでしまったのです。海外の人からすれば滑稽でしかないのですが、そもそも車=部屋と捉えていますから、こうなっても無理はないと言えます。

 

そして、面白いことに、欧米では馬車の延長として使用している車を、限界まで使い倒します。そう、滅多なことでは捨てないのです。これは愛着の現れに他ならないのですが、しかし一方で、日本ではまだまだ使える車、言い換えれば自分の部屋を、いとも容易く乗り換えてしまいます。本来ならばそれは逆のように感じますが、これが現実なのです。

 

こうした物を大切にしない文化が根付いてしまった状況はなんとも裏悲しいですが、この価値観は自分でいくらでも改善することが出来るはずです。どちらが良い悪いという話しではありませんが、少なくとも物を大切にすることを心掛ければ、結果として欧米のように、スマートなレディ・ファーストが出来るようになるのではないでしょうか。

 

 

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